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乳がん検査
視触診
医師による乳房の観察で、脇の下のへこみやくぼみなどの異常や、手で触れてしこりが無いかを調べます。
また、乳頭からの分泌物やリンパ節の腫れなども観察します。
触診で発見できるしこりはある程度の大きさにならないと発見できない可能性があります。
マンモグラフィー検診
マンモグラフィーは少ない放射線の量で乳がんの検出ができる乳房専用のレントゲン検査です。
正常部分とがんの区別をつけるため、透明のプラスチック板で乳房をはさんで平たくして乳房の多くの部分を撮影します。
検査時は多少の痛みがありますが、痛みがいつまでも残ることはありません。
セルフチェックや医師の触診では発見出来ないしこりや、石灰化のある小さな乳がんの発見に適しています。マンモグラフィー検診の対象は40歳以上で、40歳未満に対するマンモグラフィー検診の有効性は認められていません。
マンモグラフィーは優れた検査方法ですが、若くて乳腺が発達している場合、乳腺の異常が分かりにくい場合があります。
現状データでは、1000人の検査で10%が精密検査を行い、乳がんと診断されるのは0.3%程度です。
超音波検診
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マンモグラフィーでは乳腺の状態(閉経前の高濃度乳房など)次第で正常の乳腺組織の中にある乳がんを区別して見つけるのが難しいことがあります。
超音波検査ではがんは黒く、乳腺は白く描出され乳がんの検出に優れています。
視触診やセルフチェックで発見出来なかったしこりや、見つかったしこりが良性か悪性かの診断にも用いられています。
セルフチェック
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セルフチェックの方法として月1回の乳腺専門医が推奨する自己触診方法があります。
自分の乳房の状態を把握するために、セルフチェックすることを習慣化させ、少しの変化に気づきやすくなれば、早期に異常を発見できるかもしれません。生理が終わった周期で入浴時などに乳房を触ったり、形を観察したり、異常や変化が無いか確認する習慣が重要です。
方法として、鏡で見ながら乳房にひきつれやくぼみが無いか、乳頭から出血など無いかをチェックします。
続いて手のひらで乳房を押しながら触った際に、小石状の固いものが数日消えない場合は念のために医師に相談しましょう。セルフチェックで少しでもおかしいと感じたらすぐに医師に相談することをお勧めします。早期に専門的な診断を受けることが心身ともに安心につながります。