瀬戸山産婦人科HOME産後
産後の褥婦さんの生活における注意点を箇条書きでまとめました。
産後の身体の回復のために
- 十分な休息
- まとまった睡眠時間を確保できるよう努める。
- 赤ちゃんが寝ている時は、できるだけ一緒に休む。
- 日中も無理せず、こまめに休憩をとる。
- バランスの取れた食事
- 栄養バランスを考え、3食きちんと食べる。
- 鉄分、カルシウム、タンパク質などを積極的に摂る。
- 水分補給をこまめに行う。(特に授乳中は多めに)
- 刺激物やカフェインは控えめにする。
- 適度な運動
- 産褥体操など、無理のない範囲で身体を動かす。
- 医師や助産師の指示に従って、徐々に運動量を増やす。
- 長時間の立ちっぱなしや重い物を持つことは避ける。
- 身体の清潔を保つ
- 毎日入浴するかシャワーを浴びる。
- 悪露 (おろ)をこまめに交換し、清潔を保つ。
- 会陰切開の傷がある場合は、医師の指示に従ってケアする。
- 冷え対策
- 身体を温める服装を心がける。
- 冷たい飲み物や食べ物は控える。
- 足元を冷やさないように注意する。
心の健康のために
- 無理をしない
- 完璧を求めず、 できる範囲で家事や育児を行う。
- 疲れたら、周囲の人に頼る。
- リフレッシュする時間を作る
- 好きな音楽を聴いたり、本を読んだりする。
- 軽い散歩をするなど、気分転換になることを行う。
- 不安や悩みを抱え込まない
- 家族や友人、医療スタッフに相談する。
- 地域の相談窓口などを利用する。
- 産後うつに注意する
- 気分の落ち込みやイライラが続く場合は、早めに医療機関を受診する。
- 授乳について
- 赤ちゃんが欲しがる時に、欲しがるだけ授乳する。
- 授乳姿勢や抱き方を工夫し、身体への負担を軽減する。
- 乳房のトラブル (乳腺炎など)に注意し、早期に対処する。
- 性生活について
- 医師の許可が出るまでは控える。
- 再開後は、避妊について考慮する。
- 定期健診
- 医師や助産師の指示に従い、産後健診を必ず受診する。
- 周囲のサポート
- 家族や友人、地域の子育て支援サービスなどの協力を得る。
- 1人で抱え込まず、積極的に周りを頼る。
重要事項
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- 出血がひどい、発熱、強い腹痛など、いつもと違う症状がある場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 上記の注意点は一般的なものであり、個人の状況によって異なる場合があります。 必ず医師や助産師の指示に従ってください。
このリストが、産後の生活を送る上での参考になれば幸いです。
無理せず、ゆっくりと身体と心を休めてください。